「インボイス制度」をゆる~く学ぼうの巻

Ai

ねえねえTaka!インボイス制度が2023年10月1日から始まるんだって!
どんな制度なの?

Taka

僕たち個人事業主にめっちゃ関係ある制度改正だから、今回はしっかり理解しておこうね!

インボイス制度はネットなどで情報が拡散されていますが、詳しく理解するとかなり複雑で難しい制度です。

今回はインボイス制度ってどんな制度なのかをポイントを絞ってゆる~く学んでいきましょう。

より詳しく知りたい方は、国税庁ホームページ「インボイス制度特設サイト」を合わせてご確認ください。

また、税金についての基礎知識も学んでおきたい人は、関連記事も合わせて確認しておいてください。

「インボイス制度」と「消費税」の切っても切れない関係

Ai

インボイス制度って私たちの消費税に関係あるらしいけど、どういう事~?

Taka

一般の消費者にはほとんど関係ないんだけど、ビジネスをしている人にはとっても関係が深い制度なんだ!
インボイス制度を解説する前に消費税についておさらいしておこう!

Ai

2021年12月現在の消費税って10%だよね!
インボイス制度とどう関係があるのか分かりやすく教えてよ!

Taka

りょーかい!

消費税についてもう一度おさらい

消費税は私たちに馴染みの深い税金ですよね。

例えば、あなたがお店で1,000円の買い物をした時には、消費税分として100円を追加で払います。

この消費税分の100円は、お店がお客さんから一時的に預かっているだけで、最終的には国へ納めるようになっています。

Ai

つまり、Takaがお店がお客さんに代わって国に納めているという事ね!

Taka

その通り!ここまではついてこれるかな?
下で簡単におさらいしておくね!

消費税はの流れのポイント
  • お客さんが消費税をお店に納める
  • お店が消費税を国に納める

ちなみにこの時に消費税100円を国へ納付する義務があるのは、後で詳しく解説する「課税事業者」のみです。

課税事業者とは対象的の「免税事業者」はこの100円を納付する義務はありません。

Taka

「課税事業者」と「免税事業者」については、この後で詳しく解説しますね。

消費税は「仕入れ」があるから複雑になる!?

先ほどの基本的な消費税の流れは「お客さん」⇒「事業者」⇒「国」という順番で消費税が納付されていますが、実際のビジネスで扱う消費税はもう少し複雑です。

Ai

普通、ビジネスというのは最初に商品を仕入れてからそれを販売するよね。
Takaが商品を仕入れる時にも消費税って払ってなかったっけ?

Taka

良いところに気付いたね!
その通り!お店が商品を仕入れる時には消費税を払っているんだよね

多くの事業者は仕入れをしてそれを販売する事で利益を出しています。

利益=売上ー仕入(原価)

売上から仕入て金額を引くと利益になりますね。

この場合で考えると、お店は商品を仕入れる際に仕入代金の支払いに合わせて「消費税」も仕入先に払っています。

仕入れた商品が800円だった場合、事業者は800円の10%である80円も合わせて仕入先に支払います。

この時のポイントは、お店はすでに80円の消費税を納めているという事です。

Taka

まずはここを正しく理解しておきましょう!
Ai、ちゃんとついてきてる!?

Ai

まだまだ大丈夫よ!

1,000円で販売した商品はもともと800円で仕入れているので200円の利益が出ますが、ここで重要なのは利益ではなくて消費税です。

Ai

お客さんから100円の消費税を預かったから、その100円を国に納めるんじゃなかったっけ?

Taka

そうなんだけど、仕入先に80円の消費税はすでに仕入先に払っているという話をしたよね。
だから100円から80円を引いて、実際に納めるのは20円だけで良いんだよ!

仕入先へ80円と国に20円、合わせて100円の消費税を納めていれば、大丈夫ということなんですね。

事業者が実際に納める消費税の流れ
  1. 商品を仕入れる時に80円の消費税を仕入先に納める
  2. 商品をお客さんに販売する時に100円の消費税を預かる
  3. 預かった消費税100円からすでに納めた80円を差し引いて20円の消費税を国に納める
Ai

私たちに馴染みの深い消費税はこうやって納付されているんだね!
でもこれとインボイス制度にどんな関係があるの?

Taka

それをこれから解説するんだけど、その前にインボイス制度に関係する用語を知っておこう!

Ai

読者のみなさん、インボイス制度の本題に入る前にもう少しだけ我慢してくださいね!

理解しておきたい用語の説明

インボイス制度の本筋に入る前にインボイス制度に関連する用語についても簡単に解説しておきます。

Taka

これらの用語はインボイス制度もよく出てくるワードなので、しっかり押さえておきましょう!

インボイス(適格請求書)

インボイスという言葉には「請求書」という意味がありますが、インボイス制度の事を言う時には「適格請求書」という正式名称があります。

難しい漢字だと頭に入ってこないので、今回の解説では適格請求書のことを「インボイス」と統一して解説します。

インボイスは、仕入先から商品を仕入れる時に受け取ります。

インボイス制度が開始された後は、今までの請求書ではなく国が定めた書式によるインボイスを使って取引する事が義務付けれます。

Ai

インボイス制度が始まると、いままでの請求書が使えなくなるのね!

Taka

そうなんだ!ちなみにインボイスには以下の事を明記する必要があるんだ!

・適格請求書発行事業者の氏名または名称および登録番号
・取引年月日
・取引内容(軽減税率対象品目が分かるように明記)
・税率ごとに合計した対価の額(税抜きまたは税込み)および適用税率
・税率ごとの消費税額等
・書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
※国税庁ホームページから作成

課税売上

Ai

課税売上って普通の売上と違うの!?

Taka

課税売上は消費税が課される売上の事だよ!
商品やサービスの中には消費税が掛からないモノもあるんだよ!

普段みなさんが買うお米やお肉・衣類などの多くのモノは課税対象なので、消費税を一緒に支払います。

なので個人事業主がこれらの商品やサービスを販売した時には、お客さんは消費税を合わせて支払う事になりますが、これが課税売上となります。

逆に課税売上にならないならないモノは、土地の売買や借家の賃料、有価証券の譲渡や商品券やプリペイドカードの販売などがあり、これらには消費税は掛からない(非課税)となっています。

Ai

個人事業主の売上はほとんどが課税売上になるんだね!

Taka

そう考えてもらって大丈夫だよ!

課税事業者

課税事業者とは、消費税を納める義務がある事業者の事です。

課税売上が1,000万円を超えると翌々年から課税事業者となります。

Ai

上の例だと、1年目に課税売上1,200万円あるから、3年目からは消費税を納める「課税事業者」になるのね!

Taka

そう!Ai飲み込みが早いね!
でも2年目は800万円だから、4年目になると「免税事業者」になるんだ!

上の例では開業した年の課税売上が1,200万円となっており、1,000万円を超えているので翌々年である、3年目からは自動的に課税事業者とみなされ消費税の10%を国に納める義務が発生します。

課税事業者の反対の「免税事業者」については次で解説します。

免税事業者

免税事業者とは、消費税を納める義務がない個人事業主や自営業者の事をいいます。

前々年の課税売上が1,000万円以下の事業者は免税事業者としてみなされ、お客さんから受け取った消費税は国へ納付する義務はありません。(厳密にいえば、この消費税には所得税や住民税が掛かりますが、今回は重要ではないため解説を割愛します。)

ちなみに課税売上の大小に関わらず、免税事業者であっても税務署に申請することで課税事業者になる事が出来ます。

Taka

免税事業者でも、申請して課税事業者になれます。
でもその場合は、課税売上に関係なく、消費税の納税義務が発生するので注意してくださいね。

適格請求書発行事業者

適格請求書発行事業者とは、適格請求書を発行することを国税庁から認められた事業者のことです。

Taka

「適格請求書発行事業者」は長いので、今回は「インボイス発行事業者」という名称を使いますね。

インボイス発行事業者になるには、税務署長に登録申請書を提出して登録を受ける事でなる事が出来ますが、登録を受ける条件としては課税事業者である必要があります。

ちなみに登録申請は2021年10月1日から受付をしています。

インボイス制度の導入スケジュール

Ai

ねえTaka!インボイス制度が始まるまでのスケジュールを教えて!

Taka

オッケー!
下の表にまとめておいたから、一緒に確認していこう!

インボイス制度が始まるのは2023年10月1日からとなっています。

インボイス発行事業者への申請登録は2021年10月1日からすでに開始しています。

登録の申請は税務署で行う事が出来ますが、申請をしてから登録を受けるまでには審査などのため一定の期間を要します。

そのため、適格請求書発行事業者への登録を検討している人は早めに申請を済ませておいた方が賢明かといえます。

また、インボイス制度が開始される時に適格請求書発行事業者に登録されて事業を行うためには、2023年3月31日が申請期限となっているので、この点も注意をしておけば良いと思います。

Taka

インボイス制度が始まった日にすぐインボイスを発行する予定のある人は、
2023年3月31日までに申請しないと間に合いません。

インボイス制度の概要

インボイス制度に深く関連する消費税と各用語について理解したところで、インボイス制度の内容を解説をしていきたいと思います。

Ai

ようやくインボイス制度の本題に入れるね!
ここまで難しい用語ばかりで私はもう頭がパンクしそう!

Taka

そうだよね!
普段使わない言葉も出てくるし、インボイス制度は制度そのものも複雑なんだ!
でも大事な部分だからもう少し頑張ろう

インボイス制度のそもそもの目的は以下のようになっています。

インボイス制度の目的

取引における消費税の額を明確にして、正しく消費税を納めるために導入された制度

この制度の開始によってビジネスの現場の取引で変わる事といえば、事業者同士の取引でインボイスを受け渡しするようになる事です。

仕入先は事業者に対してインボイスを発行し、発行した仕入先と発行を受けた事業者はそれぞれインボイスの写しを保存しておく義務があります。

もちろんインボイスを発行する仕入先は適格請求書発行事業者としての登録を事前に受けていなければ、そもそもインボイスを発行する事は出来ません。

Ai

インボイスの書式は指定されたものじゃなきゃいけないし、しかも保存しておかなければならないなんて、手間が増えるだけだね!

Taka

そうなんだよね!
しかもインボイスは登録を受けた事業者しか発行出来ないし、どちらも保存しておかなきゃいけない。

ここで最初に解説した消費税の話をもう一度するよ!

冒頭で説明したように、事業者は商品を仕入れる時に消費税を納めますが、その商品を販売する時にはお客さんから代金と合わせて消費税も一緒に受け取ります。

Ai

この図はさっき出てきた図を同じだね!
仕入先に80円の消費税を払ってるから、それを引いて20円だけで良いっていう話だったよね!

Taka

そうなんだ!
でも税務署から「本当に80円納めた?証拠は?」って言われたら何て答えればいいかな?

Ai

その証明書が「インボイス」なのか!!
インボイスに80円の消費税を払いましたって書かれてい事が証拠になるのね!

ちなみに、すでに仕入先に納めた消費税の事を「仕入税額控除」といいます。

上の図の例では80円が控除額となり、100円から80円を引いた20円が事業者の納める消費税となります。

事業者と仕入先との取引では、いままでは一般的な書式の請求書だけで取引をしていたので、事業者が最終的に納めるべき消費税と仕入税額控除が各事業者の申告に基づいて納付されていました。

これがインボイス制度を導入する事によって、国から登録を受けた適格請求書発行事業者だけが発行することを認められた適格請求書(インボイス)を使用するので、事業者が正しく消費税を納めるように是正される事となります。

Taka

つまり、インボイス制度の導入によって、国はより消費税を確実に徴収できるようになったという事です。

適格請求書(インボイス)がないとどうなる?

Ai

インボイスが消費税を払った証明になる事は分かったけど、インボイスがもらえなかったらどうなるの?

Taka

結論からいうと、消費税が2重払いになってコストが大幅に上がる可能性があるんだ!

Ai

そんなのヤバくない!?
取引先から何としてでもインボイスを貰わないと!

Taka

そういうことになるね!
次で詳しく解説していくよ!

インボイス制度が開始した2023年10月以降は、インボイスを受け取る事によって消費税を納めたという証明になりますが、このインボイスが受け取れなかった場合は消費税を2重に納める事になります。

以下の図はインボイスもらった場合の消費税の流れです。

上記の場合は仕入先から適格請求書を受け取っているので80円分の消費税を控除した結果、納める消費税は20円だけで済みます。

Ai

これはさっきTakaが解説してくれたのと同じね!
消費税80円は先に払っているから、20円で済むんだったよね!

その一方で、仕入先からインボイスを受け取れなかった場合は以下のようになります。

Ai

え?消費税を合計180円も払ってる!
課税売上が1,000円だから、本当は消費税100円で良いはずなのに!

Taka

その通り!
インボイスが無いと80円の控除が使えないから、80円+100円=180円となり、かなり税金が高くなるんだ!

Ai

80円の消費税を先に払ったのに、税金上では払った事になっていないという事ね!

上記の例は800円の商品を仕入れる時に80円の消費税も合わせて支払ってはいますが、インボイスを受け取っていないので、残念ながら事業者は消費税を納めたという証明が出来ません。

そのため事業者が国に納める消費税は商品を販売した時の売上の10%、つまり100円を国に納める事になります。

もともと支払った80円と合わせると合計180円も払う事になります。

Ai

インボイスの有り無しでこれだけ変わるんだから、インボイス発行できない事業者はどうなるの?

Taka

取引先から敬遠されて仕事が少なくなるってネット上で議論が起こっているんだ!

Ai

じゃあみんながインボイスを発行できるように申請すれば良いじゃん!

Taka

そうなんだけど、インボイス発行事業者に登録できる条件はなんだったか覚えてる?

Ai

「課税事業者」だけだったね!
という事は、売上が少ない免税事業者も課税事業者になってインボイスを発行出来るようにしないといけないのか…

Taka

そうなんだ!
でも、そうすると今まで免税事業者だった人も消費税を納める事になるから、税負担は重くなるよね。

Ai

消費税を取るのか、仕事を取るのか判断は難しいね…

ちなみに中にはインボイスがなくても、帳簿に記載点保存するだけで仕入税額控除が認められる場合がありますが、一般的なビジネスにおいては稀なケースや金額が小さいものなので今回は簡単に紹介だけしておきます。

帳簿に記載するだけで仕入税額控除が認められるケース

① 公共交通機関である船舶、バス又は鉄道による旅客の運送(3万円未満のものに限る。)
② 自動販売機により行われる課税資産の譲渡等(3万円未満のものに限る。)
③ 郵便切手を対価とする郵便サービス(郵便ポストに差し出されたものに限る。)
④ 適格簡易請求書の記載事項(取引年月日を除く。)を満たす入場券等が、使用の際に回収される取引
⑤ 古物営業、質屋又は宅地建物取引業を営む者が適格請求書発行事業者でない者から棚卸資産を取得する取引
⑥ 適格請求書発行事業者でない者から再生資源又は再生部品(棚卸資産に限る。)を購入する取引
⑦ 従業員等に支給する通常必要と認められる出張旅費、宿泊費、日当及び通勤手当等に係る課税仕入れ
※国税庁の資料から引用

詳細については、国税庁ホームページ「インボイス制度特設サイト」にてご確認ください。

インボイス制度について、ネット上で良くある勘違い

Taka

インボイス制度は複雑なため、ネット上で勘違いしている人がいるようです。
しっかり理解をしておきましょう。

インボイス制度で勘違いしている人が多いとされるのは、「インボイス制度が始まる事で、これまでの免税事業者も強制的に課税されるようになる」という事ですが、これは間違いです。

インボイス制度が始まっても、これまでの免税事業者は免税事業者のままで、急に消費税が課税されるという事はありません。(もちろん前々年の課税売上が1,000万円以下の要件を満たしている場合のみ)

Ai

インボイス制度が始まっても、
免税事業者 ⇒ 免税事業者
課税事業者 ⇒ 課税事業者
という事は変わらないのね!なんで誤解が生まれたんだろう?

Taka

これには深~いわけがあって、免税事業者は半強制的に課税事業者になる事が推奨されているからなんだ!

この制度が始まることで免税事業者にとっては仕事の依頼が減り、不利な状況になる事が明白です。

そのため「免税事業者は課税事業者になって、消費税を納めてでもインボイスを発行した方が良い」という事業主の意見が拡大解釈されてこのような誤解を生んだと考えられます。

繰り返しですが、インボイスを発行できるのはインボイス発行事業者だけとなり、この登録を申請する事が出来るのは課税事業者のみとなるので、もし免税事業者がインボイスを発行したい場合は、まずは課税事業者になった後に適格請求書発行事業者の申請をする手続きが必要になります。

個人事業主は「適格請求書発行事業者」に登録すべき?

Ai

Takaはインボイス発行事業者に申請するの?

Taka

私は課税売上がすでに1,000万円を超えているから、もちろん申請するよ。

Ai

売上が少ない個人事業主はどうしたら良いかな?

Taka

じゃあ申請した方が良い人について解説するよ!

適格請求書発行事業者への登録をした方が良い個人事業主の方は以下のような人が当てはまります。

適格請求書発行事業者への登録をした方が良い個人事業主
  • 今後は課税売上が1,000万円を超える事がほぼ確実な方
  • すでに課税事業者として消費税を納めている方
  • 取引先からの仕事の依頼を減らしたくない人・継続したい人

特にこれから事業を拡大する予定があって、課税売上が1,000万円超える事が確実になるような方は早めに申請をしてインボイスを発行できるように準備はしておいた方が良いと思います。

また、すでに課税事業者としてビジネスをやっている方は、適格請求書発行事業者への登録をしない理由はありませんので、すぐに税務署へ行って手続きをする事が賢明です。

売上規模が小さい免税事業者については、正直のところ今は何とも言えませんが、まだ様子を見る時間はあるので急いで手続きをする必要は無いと思います。

ただし、取引先へインボイスが発行できない事を理由に仕事が減少する可能性があるので、この辺りは慎重に判断したいところです。

Ai

課税売上1,000万円以下の個人事業主は、まだ様子を見ても良いというこね!

Taka

そうだね!
今のところ、免税事業者のままでも良いと思うよ!
次からは個人事業主が出来る対策についても解説するよ!

インボイス制度の影響と出来る対応策

インボイス制度が始まる事によって課税事業者・免税事業者への影響についてまとめておきます。

課税事業者への影響
  • 適格請求書発行事業者への登録はほぼ必須要件になる。
  • 免税事業者との取引に関してコストアップになる可能性がある。

免税事業者への影響
  • インボイスを発行出来ないので、仕事の依頼や売上が減少する可能性がある。
  • 取引先からの課税事業者に登録する事への同調圧力が高まる。

今回のインボイス制度の導入は課税事業者・免税事業者どちらにとってもデメリットが多く、下手をすると取引先との関係が悪化する可能性すらも懸念されています。

この制度は実質的に免税事業者を排除し、消費税の取り逃しを是正する制度なので、個人事業主になったばかりの人にとってはかなり頭が痛い課題です。

免税事業者がこれに対応できる策としては、個人のスキルをもっと高めて取引先から求められる事業者になる事だといえます。

免税事業者がインボイスを発行出来ないとしても、その人にしか出来ない特別なスキルがあるのであれば、多少コストアップになったとしてもその人に仕事を頼みたいと思うのがリアルなビジネスです。

自分自身のスキルを獲得し、希少性を高める事でどんな環境になっても生きていける個人事業主になりましょう。

Taka

私ももっとスキルを高めて「あなたに依頼したい」「あなたにしか出来ない」と言われるような仕事をするように心がけていきます。

Ai

本当に勝ち残っていける人は、どんな環境環境にも変化に対応できる人という事ね!

さいごに

Taka

Ai、インボイス制度について理解出来た?

Ai

なんとなく出来た…かな?
難しかったけど、多くの人に影響ある制度改正だもんね!

Taka

今回はインボイス制度の概要を解説したけど、もっと詳しく知りたい人は国税庁のホームページをご確認ください。
国税庁ホームページ「インボイス制度特設サイト」

Ai

困った事があったら私もTakaに相談するわ!

Taka

相談してくれていいよ!
仕事などの相談も下のコンタクトフォームから気軽に連絡をください。

コンタクトフォーム

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