こんにちは、Takaです。
私は法人の代表を務めながら個人事業主として事業を展開し、同じ個人事業主や法人のための支援活動をしています。
今回は個人事業主の強い味方「会計ソフト」について、5社の会計ソフトを徹底比較していきたいと思います。
会計ソフトを使うことで確定申告の手間が大幅に短縮できたり、お金の流れが見えるようになるなどの多くのメリットがあります。
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会計ソフトを入れるべき理由
個人事業主はめちゃくちゃ大変なんです。
何が大変かって、ビジネスをしてお金を稼ぐだけでなく、お金の回収、帳簿管理、確定申告などを基本的には一人で行わなければいけません。
会社の場合は、営業部は販売をして、経費の精算と管理は経理がやるなど、様々な部署が仕事を分業化して成り立っているので、自分の部署の仕事だけをこなすだけで良いのです。
しかし、個人事業主はそうはいかず、時には社長であり、時には経理部長であり、また時には雑用係などと、いくつもの顔を使い分けて全ての仕事を自分でこなさなければなりません。
個人事業主にとって特に会計業務は、手間と労力が掛かるわりには一銭のお金にもならない仕事なので、会計ソフトがかなり重宝します。
一般的に会計業務を行うためには「税理士に依頼する」「会計ソフトを使う」「全部自分で行う」などの方法があり、私が個人事業主の方にズバリおすすめするのは「会計ソフトを使う」です。
年間に数百万円から数千万円も稼いでいる一部の個人事業主を除けば、お手頃な会計ソフトを使って管理するのがおすすめです。
税理士と契約して丸投げするのが一番楽ですが、契約する金額は毎月数万円からになっていることがほとんどなので、かなり負担の大きいコストになります。
それ以外の方法としては、自分でお金を計算して管理する方法もありますが、はっきり言ってかなり無謀です。
エクセルなどで仕訳や帳簿を管理している人もたまに見かけますが、これが出来たとしても非常に手間が掛かり過ぎて効率的とはいえません。
おすすめ会計ソフト5つを比較
ここからは私のおすすめする会計ソフトを5つ比較して紹介していきます。
- freee
- 弥生会計オンライン
- Money Forward(マネーフォワード)クラウド
- 勘定奉行クラウド
- PCA会計クラウド
多種多様な会計ソフトがある中でも、今回は個人事業主に特化したソフトを厳選して紹介しています。
表示している星の数については、会計ソフトを使っている人から直接聞いた情報や、ネット上のレビュー情報をもとに判断して決めさせてもらいました。
利用料金などの情報は2022年5月現在のものです。
freee
ひとつ目は、「freee株式会社」が提供する会計ソフト「freee」です。
とにかくリーズナブルな料金設定と初心者でも使いやすさにこだわった設計になっているのが特徴です。
クラウド上にデータを保存して管理できるクラウド会計ソフトの代表格ともいえるFreeeですが、銀行口座やクレジットカードと紐付けする事で自動仕分けなどの機能も充実しています。
私の周りの個人事業主でもfreeeを使っている人は多く、コストパフォーマンスがかなり良いと評判です。
弥生会計オンライン
ふたつめは、「弥生株式会社」が提供する「弥生会計オンライン」です。
起業の支援からバックオフィス業務を経て事業継承までの各ビジネスステージにおいて幅広くサポートしている会社です。
自分の銀行口座やクレジットカードを登録しておく事で、利用明細を自動的に仕訳をしてくれるシステムが使いやすいと評判です。
今まではひとつ一つの業務を手動で行っていたのが、弥生会計オンラインの導入によって大幅に短縮できるようになります。
Money Forward(マネーフォワード)クラウド
3つめは、「株式会社マネーフォワード」が展開する「Money Forwardクラウド」です。
リーズナブルな価格でありながら会計などのバックオフィス業務をほぼ自動化してくれるサービスです。
会計にあまり知識がない個人事業主でも使いやすい設計になっていることも評価が高いポイントです。
また、要望の多いMacにも対応しているので、会計ソフトを使うためにわざわざWindowsのパソコンを用意する必要もありません。
勘定奉行クラウド
使いやすさ: ★★★★☆
料金 : ★★★★☆
サポート : ★★★★★
「勘定奉行クラウド」は、「株式会社オービックビジネスコンサルタント」によって提供されているサービスです。
利用料金は他の会計ソフトと比べて多少割高ですが、小規模から大規模のビジネスを支援するための機能が備わっています。
特に領収書の画像データをアップロードするだけで、そのデータから自動で仕訳をしてくれる機能は秀逸です。
PCA会計クラウド
使いやすさ: ★★★★★
料金 : ★★★☆☆
サポート : ★★★★★
最後に紹介するのが、「ピー・シー・エー株式会社」が展開する「PCA会計クラウド」です。
こちらも料金は高めの設定ですが、事業形態に応じてきめ細かいサービスが展開されているため、自分のビジネスステージに合わせたプランを選択することで、高いコストパフォーマンスを発揮する事が期待できます。
会計ソフトを選ぶ時のポイント
ここ数年では、個人事業主として独立する人や、会社員で副業を始める人が増えている事もあり、会計ソフトも非常に便利になってきています。
また、各社ともしのぎを削るようにサービスも展開していますが、自分に合うソフトと合わないソフトが存在するのは事実です。
会計ソフトを選ぶ際に必要なポイントをいくつか紹介するので参考にしてください。
- 会計知識はどの程度必要か
- 帳簿や集計が簡単に作成できるか
- スマホでも対応可能か
- Macでも使用できるか
- 電話サポートなどはあるか
会計知識はどの程度必要か
「会計ソフトを入れると便利なのは知っているんだけど、会計の知識が全くないから心配」という不安があることで会計ソフトを導入する事を躊躇してしまう個人事業主が多いようです。
しかし、そのような心配は無用です。
最近の会計ソフトは、会計の知識がなくても、手順通りに処理を行えば自動的に確定申告などの書類を作成してくれる便利なサービスも多いです。
数ある会計ソフトの中には企業の総務・経理部門などのプロ用として開発されているサービスもあるので、会計ソフトを選ぶ時には会計の知識が必要かどうかは気にしておくと良いと思います。
今回紹介した会計ソフトであれば、個人事業主になったばかりの人でも使いやすいサービスばかりなので問題ありません。
帳簿や集計が簡単に作成できるか
仕訳・帳簿・集計などの業務が簡単に出来るかも会計ソフトを選択する時には重要なポイントです。
特に自分の業績が目で見えるように集計し、レポートを自動で作成してくれるソフトが人気を集めています。
会計業務は問題なく出来ていたとしても、その数字を見て業績が良いのかなどを評価できるかどうかは別の知識が必要になってくるので、自分のビジネスがうまくいっているのかどうかを判別してくれる機能があると将来的に役に立ちます。
今回紹介した会計ソフトの中でも契約するプランによって、自動レポート作成が出来るものも多いので、必要に応じて現在のプランをアップグレードしてみるのも良いと思います。
スマホでも対応可能か
最近の会計ソフトはスマホに対応しているサービスが増えてきました。
スマホのアプリから取引の詳細を入力したり、領収書などもアップロードできるようになり、外出先でパソコンを持っていない時でも会計業務がしやすい環境になっています。
仕事の都合上で移動が多い個人事業主はスマホが対応かどうかは気にしておいた方が良いポイントです。
今回紹介した会計ソフトは全てスマホに対応しているので、外出先から気軽に操作も出来るようになっています。
Macでも使用できるか
会計ソフトを選ぶ際に要望が多いのが「Macでも使いたい」ということだそうです。
個人事業主はメインのパソコンとしてMacを使っている人も多いですが、Windowsにしか対応していないソフトも存在します。
今回紹介したソフトの中でもMacの使用を保証しているのは、「freee」「弥生会計オンライン」「Money Forwardクラウド」の3つです。
その他の会計ソフトについては、外部ソフトをインストールする事で使えるようになるみたいですが、機能は保証されていないので何らかの不具合が出るかもしれません。
会計ソフトを使うためだけにWindowsのパソコンを用意するのも面倒だと思うので、Macをメインにしている人はMac対応かどうかは注意して選択するようにしましょう。
電話サポートなどはあるか
会計ソフトを選ぶ時に重要なのは、分からない事を電話で聞いて教えてくれるかどうかです。
これに関しては各社によって様々であり、契約するプランによって「利用できる」「利用できない」と区別しているところもあります。
個人的には電話サポートは必須ではありませんが、どうしても不安な人は電話サポートを受けられるかどうかを確認して契約するようにしましょう。
個人的におススメなのは、私の周りでも使っている人が多い「freee」です。
会計業務は個人事業主の義務
個人事業主として独立したからには、毎年2月中旬~3月中旬には税務署で確定申告をしなければなりません。
確定申告は自分の稼いだお金や税金の金額を自分で計算し、国や地方自治体に申告する制度のことです。
本来、全ての日本国民には納税の義務があるため、対象者は確定申告をする必要がありますが、会社員の場合は会社が代わりに「年末調整」をしてくれたので確定申告は不要です。
このように「個人事業主になって自由な働き方が出来る」と夢を見たくなる気持ちもありますが、その一方でいままでやってこなかった事も、これからは全て一人でやらなければいけない事も多いことは肝に銘じておくべきだと思います。
ちなみに会社員で副業をしている人も基本的に確定申告をする必要があります。
その理由は会社が行う年末調整は、その会社が支払った給料で計算されるので、当たり前ですが副業で稼いだ売上や経費は考慮されていません。
⇩確定申告の関連記事
副業している会社員は会社員としての給料と、副業の利益を合わせて確定申告をしなければいけませんが、この場合でも会計ソフトを使うと非常に楽に書類を作成する事ができます。
会社員でも会計ソフトを使って確定申告をしている人は結構多いようです。
まとめ
今回は個人事業主におすすめしたい会計ソフト5つを比較して紹介しました。
会計ソフトを使う事によって面倒な会計業務が簡単に行う事が出来ます。
特に会計知識がない方は、自分でお金の管理をするのは至難の業なので、毎月数百円程度のソフトでも良いので大人しく会計ソフトを入れる方が後々大変な思いをしなくて済みます。
今回紹介した会計ソフトはどれも無料のお試し期間があるので、一度使ってみてから契約を検討してみるのも良いでしょう。
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